地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、伊丹市ポータル「いたみん」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

伊丹市ポータル「いたみん」

ウメ輪紋(りんもん)病とは

ウメ輪紋ウイルスについて

ウメ、モモなどに梅輪紋ウイルス(Plum pox virus:PPV)が感染して発病する植物の病気で、退緑斑紋(葉に緑色の薄い部分ができる症状)や輪紋(ドーナツ状の輪ができる症状)が生じます。

平成24年7月、農林水産省神戸植物防疫所による調査で、本市で栽培されていたウメ、モモなどの苗生産園地のウメ苗から、植物防疫法に基づく緊急に防除が必要とされるウメ輪紋ウイルスの感染による植物の病気の発生が確認されました。


国内では平成21年4月に東京都青梅市で初めてその感染が確認されました。

外国では、モモやスモモなどで果実の表面にややくぼんだ輪紋を生じたり、成熟前に落果するなどの被害が報告されています。このウイルスは果実から他の植物に感染することはありません。


このウイルスは植物に感染するものであり、ヒトには感染しません。また、果実を食べても健康に影響はありません。

また、この病気は、アブラムシが媒介しますので、アブラムシの適正防除をお願いします。

万一、ウメ、モモなどの葉や実などに見慣れない症状が見つかった場合には、速やかに次の問い合わせ先にご連絡ください。

 

農林水産省神戸植物防疫所(国内検疫担当)

電話 078-389-5320

 

現在の対応

平成22年2月以降、植物防疫法(昭和25年法律第151号)に基づき緊急防除を実施しておりましたが、令和2年度で緊急防除が終了し、令和3年度から苗木等検査制度が導入されました。

苗木等検査制度の導入により主に下記の点が変更となりました。

1、動制限の見直し

制限無し(ただし、苗木等検査の対象地域では検査を実施)。

2、再植栽自粛要請の解除

制限無し。

3、感染樹の伐採・廃棄

感染樹の伐採・廃棄については終了。

緊急防除区域と苗木等検査の対象地域の対応
見直し項目これまで(緊急防除区域内)見直し内容(苗木等検査制度)
移動制限

網室内での3年以上の栽培

植物防疫官による遺伝子検査等

制限無し

(ただし、苗木等検査を実施)

再植栽の自粛要請

自粛要請

制限無し
感染樹の伐採・廃棄感染樹及び周辺の宿主植物を伐採・廃棄終了

苗木等検査の検査対象地域

(大字名)荒牧、池尻、伊丹、大野、荻野、荻野西、奥畑、春日丘、北河原、北野、北本町、鴻池、昆陽北、桜ヶ丘、清水、中央、寺本、寺本東、中野北、中野西、西野、野間、野間北、東有岡、東野、平松、藤ノ木、船原、松ヶ丘、南本町、宮ノ前、山田

 

 

 

伊丹市の苗木産地 再生への取り組み

 

 

 

ウメ輪紋病に関する県のお問い合わせ先

  • 兵庫県農政環境部農林水産局農業改良課(電話078-362-9206)
  • 兵庫県病害虫防除所(電話0790-47-1222 )
  • 兵庫県阪神北県民局阪神農林振興事務所(電話079-562-8848) 《現地相談窓口》

 

この記事に関する
お問い合わせ先

都市活力部産業振興室農業政策課
〒664-8503伊丹市千僧1-1(市役所4階)
電話番号072-784-8050 ファクス072-784-8048