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伊丹市ポータル「いたみん」

街の小ネタ byチャリンコ営業マン

トップ対談!藤原市長&石井社長

どうなる「いたみん」!?どうする「いたみん」!?

2008/02/19

朝日を浴びるICT推進担当の電話。いろんな電話がかかってきます。。。
朝日を浴びるICT推進担当の電話。いろんな電話がかかってきます。。。

こんにちは。チャリンコ公務員Nです。


最近、いろんな電話を受けています。理由はいろいろなんですが。


先日、私の総合政策部ICT推進担当に神戸の小学生の女の子から電話がありました。


「学校で伊丹のことを調べています。伊丹の代表的なものを教えてください」


ということだったので、約30分、いろいろ説明してみました。いろいろ。。。頑張って説明したつもりなのですが、彼女が学校でどう発表してくれるのか(知ることはできないわけですが)、ちょっとどきどきしています。


叶うなら、伊丹のことをいっぱい発表してくれて、将来伊丹にその子が来てくれればな、と思って説明をしました。こういう仕事は、公務員冥利につきるのかな、と思います。


え?ICT推進担当はそんなことをしているのか?って?
するんです。時と場合によるんですが、します。
でも、税金とか住民票とか道路とかの説明は、、、できません。。。


さて、今日のお題は、2月14日に約30分、藤原市長と「いたみん(まいぷれ)」運営会社フューチャーリンクネットワークの石井社長が、伊丹市役所の市長室で対談、という機会がありましたので、その様子と内容のご報告です。

予想していましたが、短い時間の中、お二人とも、さらりと深い話をするので、今回はいつもより長いです。

どうなる「いたみん」!?


まずはスタートラインに立ちましたね。
まずはスタートラインに立ちましたね。

さてさて、と話は始まりました。


何はともあれ、グランド・オープンとなり、お二人とも、まずは「スタートライン」に立ちましたね、と言うところからお話が始まりました。


石井社長
官民協業という、ちょっと変わった、ほとんど前例のない事業を始められたことを嬉しく思います。有難うございます。


藤原市長:
スタートしましたね。まだまだこれからなんでしょうが、頑張ってください。職員も頑張ります。


石井社長:
はい。いろいろなお店や市役所、関連施設などにご理解いただいて、今後その期待にどう応えて行くか、力の見せどころだと思っています。
店舗には掲載費用をご負担いただいています、市民の方々にもアクセスしていただいている、その期待に応えていくためにできることは、まだまだあります。


伊丹の情報発信に「いたみん」をうまく使っていきたいですね。
伊丹の情報発信に「いたみん」をうまく使っていきたいですね。

お二人の話は、「地域間格差」と日本の情報、という話に続いていきます。


藤原市長:
私が以前、東京にいたことが影響しているのでしょうが、地域間格差が生まれる原因の一つは「情報格差」なのではないかと考えています。
それぞれの地域には地域ごとの良さが必ずある。でもそれが大都市の情報に埋もれてしまうことで知られない、そのために存在しなくなってしまっているかのようになってしまっているのが原因の一つなんではないかと思うのです。


石井社長:
そうだと思います。それぞれの地域にいっぱい情報があるはずなんです。それをうまく発信したい。これから「いたみん」へのアクセスは、伊丹市内からだけではなく、市外からも誘導できる、そういう仕組みが既に出来上がっています。


藤原市長:
そうであって欲しいです。何よりも口コミ、ローカルな情報が大切だろうと思ってもいます。私の名刺はいろんな種類があるんですが、伊丹には様々な資源があります。この名刺を使って伊丹の資源をいろんなところで宣伝しています。伊丹のことを、より多くの人に、世界中というと大げさなのかもしれないけど、日本中の人に知ってもらいたい。そういう意味で「いたみん」をいい道具として利用したい。


石井社長:
はい、我々の狙いの一つはまさにその「地域情報の発信」だと考えています。


利用者の期待に応えられる「いたみん」にしていきます。
利用者の期待に応えられる「いたみん」にしていきます。

藤原市長:
地域の豊かさ、というのがなかなか知られない現実があるんじゃないかなあ。


石井社長:
そうですね。


藤原市長:
だから私としては「伊丹発」の情報をどんどん出して行きたいんです。


石井社長:
ええ。地域の情報って、何故かなかなか、手に入らないんです。一方で例えば「土日だけでも地域のために何かしたい」と思っている人は少なくありません。だから地域の活動の情報やイベントの情報、いろいろなものをみんなで発信しあって、蓄積していくことが必要だと思っています。


藤原市長:
そういう情報の発信や蓄積が「住民自治」「地域自立」には必要だと思いますね。住んでいる人、あるいはこれから住む人に、様々な活動や地域との関わりのきっかけを提供していくことが大切なんだと思っています。


藤原市長の名刺はこんな種類があります。揃えると。。。
藤原市長の名刺はこんな種類があります。揃えると。。。

藤原市長:
一方で、そうやって「情報、情報」なんて言ってると、今度は「ディジタル・デバイド」、インターネットを使えない人はどうするんだ、という問題が出てきますね。


石井社長:
はい。我々としては「いたみん」に掲載された情報をいろいろな装置に流して行きたいと考えています。携帯電話を使って、すでに「いたみん」では基本的な情報を見ることができますし、今後実現するとすれば、テレビが一番わかりやすいかもしれません。街頭端末を利用して見ることも技術的には当然可能です。


藤原市長:
広く使えるようになれば、本当に「市民ニーズ」を把握できるツールになる可能性がある。
ところで、今回は「いたみん」という形で伊丹市に特化した形でスタートしていますが、近隣市なども含めたサービス展開というのは、どう考えているのですか?


石井社長:
「いたみん」で使っているシステムでは、「ホームタウン」という機能があります。これを使うことで、例えば伊丹にお住まいで、尼崎に勤めているという方は、「伊丹市」と「尼崎市」をホームタウンに設定することで、お互いのまちを、自由に行き来することができます。近隣市をホームタウンにすることで、より広域な情報を得ることができます。


藤原市長:
逆に言えば、伊丹市の情報を近隣市へ発信することができて、伊丹市に人を呼び込むことができる。


石井社長:
そうですね、近隣市同士の相互交流の道具にもなります。


藤原市長:
ええ。あわせてそれぞれのまちを比較することもできるようになるわけだから、都市間の競争の土俵ができたと考えることができる。お互い切磋琢磨していくことにつながる。


石井社長:
はい。それで例えばこの阪神間が盛り上がる、ということになれば、我々としても嬉しいです。
それから、3月くらいになると、我々の経験では「今度、転勤で引っ越すことになったんだけど、伊丹ってどうですか?」という質問が来ることが多くなります。
ここで、伊丹にお住まいの方が答える、あるいは普段から伊丹で生活していることで生まれていることを蓄積することで、生の声が伝わることになる。これは凄い効果があると思っています。また伊丹に住んでいる方が、あらためて自分たちのまちを見直すきっかけになるわけで、伊丹の情報が伊丹にフィードバックされることにもなるんです。


揃えると、あなたもプチ・伊丹博士?!
揃えると、あなたもプチ・伊丹博士?!

藤原市長:
伊丹というのは、コンパクトなまちで、くらすのに実にいい条件がそろっています。
伊丹にくらす人の幸せと、伊丹の発展が私の使命ですから、埋もれている情報を「シティ・セールス」という観点からも、どんどん発信していきたいですね。ハード的ではない、ソフト的な魅力、というんでしょうか。
ところで「いたみん」は、3年後、5年後と言ったときに、どうなりますかね。


石井社長:
今後、いろいろな活用をご提案していきたいと思っています。「いたみん」をベースに防災や、子育て、いろんな課題解決に利用できる道具を作ることができます。
また、ソフト的な魅力、ということで考えると、コミュニティの生まれるものでありたいです。


藤原市長:
実際の行動、地域力の向上につながるようなですね。伊丹の中には実際いろんなコミュニティがあります。また例えば、「子育て」や「ペット」といった、ある種、媒体を通じた人のつながりというのも、強力ですね。


石井社長:
そうですね。そこでは現実に地域を動かす力もありますが、逆にぶつかりあうこともある。そういった力がお互いに話し合って物事を解決していく、いわゆる「自治ルール」といったものが生まれてくればいいと思っています。
「自治ルール」を作り上げるツールとして「いたみん」が役立てば、これは凄いことだと思いますし、そうありたいですね。


藤原市長:
「自治ルール」をまちに住んでいる人たちが、それぞれで作り上げていくのが、日本の本来的な地域のルールなんだろうと、私は考えています。
そんなツールに育てば嬉しいですね。


お話の後、記念写真風に。
お話の後、記念写真風に。

と、まあ、私は横でメモを取りながら、写真を撮りながら聞いておりました。
そうなんだよなあ、そうなんだよなあ、と思いつつもですね。。。

なんて長い道のりのことを、この人たちはさらっと喋ってくれるんだ!

# いや、それが長たるものの。。。 orz

と、ちょっと途方に暮れていました。

いや、頑張ります、頑張りますよお!!

楽しいながらも結構真剣(結構、、、ってどういうことだ?!)な作戦会議
楽しいながらも結構真剣(結構、、、ってどういうことだ?!)な作戦会議

ここど~こだ?

ではありません。

翌15日、担当者(とはいえ約2名はとっても偉い(??)人たち)の打ち合わせが市役所某会議室で行われました。

市長、社長のお話を受け、「さ~て、どうすっかなあ。。。」なぞともろもろ話しながら、2月、3月そして来年度に向けて、あーしていこう、こうしていきたい、なんて笑いも混じりながらの作戦会議でした。

機能は充実、アイデア一杯!?の「いたみん」!!

これからもよろしくお願いします!!