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街の小ネタ byチャリンコ営業マン

第2回オンブードと語る会

「企業経営者と語る会」に参加してきました byチャリンコK

2008/10/28

諸々の事情がありまして、断りきれず(?)
10/27に行なわれた第2回オンブードと語る会に参加してきました。

オンブードの波多江さんから、報告原稿いただいているので、以下はそれを掲載しますね。

最近、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)という言葉をよく耳にします。
厚生労働省のサイトでは、
モデル企業10社のトップが、笑顔で決意表明していました。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/sigoto-seikatu/corporate.html

おぉ~~。

でも、「大手ならできても、小さな会社では・・・」
なんていう声は、当然ありそう。
そこで、伊丹の会社の本音をお話してもらいたくて、
「聞かせてください会社の・お店の・あなたのワーク・ライフ・バランスは?」を開きました。


「企業経営者・人事・総務担当者と語る会」
   日時:10月27日(月)10:00~12:00
   場所:産業・情報センター

主催は、伊丹市男女共同参画施策市民オンブード。


この市民オンブードとは、いったい何か?というと、
平成8年に伊丹市が設置したもので、
「伊丹市男女共同参画計画」の通りにちゃんと進んでいるかを、
市役所内の各課にヒヤリングを行って調査し、それを市長に報告する係です。
こんなことをやっているのは、日本中で伊丹市しかありません。
すごいでしょ?
ちなみに、オンブードは、オンブズマンのノルウェー語(中性名詞)なんです。


市民オンブードが、企業の人と語る場を持つなんて、
平成8年に制度ができてから、初めてのことです。

この初の場に、お忙しい中、ご参加くださった企業の方は、
(株)ヒラク(不動産業)の加藤薫さん
(株)村田組(建設業)の村田周用さん
(株)松谷化学(でんぷん加工の総合メーカー)の荒木誠也さん
(株)上野製薬(化学薬品・食品)の河島俊明さん
行政書士の山本千恵さん
そして、「いたみん」の編集長でもある、
(株)シー・ブラッドの加藤淳さん。
その他にも、市民の方が来てくださいました。
皆さん、ありがとうございます。

第1部は、話題提供「ワーク・ライフ・バランスとは?」で、
オンブードの朴木佳緒留さん(神戸大学発達科学部教授)が
パワーポイントを使って、話をしました。
特に参加者の関心が高かったのは、
「希望」と「現実」を比較しているグラフ。
たとえば、
既婚有業の男性の、29.9%がプライベートな時間を優先したいと思っているのに、
現実には51.2%が仕事優先になっている、というものです。

http://www.gender.go.jp/whitepaper/h19/zentai/danjyo/html/zuhyo/index.html
(↑ 男女共同参画白書 平成19年版 第1-3-1図)
希望と異なる現実
希望と異なる現実
それから、
女性の労働力率が「M字曲線」を描くことは、わりと知られていますが、
潜在的労働力率、つまり「本当は働きたいんだけど働けない人」も加えると
M字の底が上がるというグラフにも、注目が集まりました。

http://www.gender.go.jp/whitepaper/h19/zentai/danjyo/html/zuhyo/index.html
(↑ 男女共同参画白書 平成19年版 第1-特-13図)
女性の潜在的労働力率
女性の潜在的労働力率

チャリンコKの後姿も
チャリンコKの後姿も
第2部は、企業の方、市民の方に、本音を語っていただきました。
「もっと女性起業家に出てきて欲しいが~」
「ワーク・ライフ・バランスの総論は賛成だけど、現実には~」
「施策は一辺倒でなく、業種によって分けなければ~」
「伊丹ブランドを高めることになれば~」など、
皆さんの様々なお話が聞けた、とても貴重な時間でした。

企業の方からも、市民のナマの声が聞きたいというご意見も出たので、
今後も、色んな形で「オンブードと語る会」を、
実施していきたいと思います。
ご参加いただいた皆さん、本当にどうもありがとうございました。



報告:伊丹市男女共同参画施策市民オンブード 波多江みゆき


以上、今回はご報告でした!  
                        by チャリンコK