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本からのぞく阪神間

松葉杖の唄が聞こえる

~我が道を ともに歩みし 松葉杖~

世の中には星の数ほど「本」があふれています・・・。手にとった本には、さまざまな知識が、情報が、そして夢までもつまっているのです。
こちら「本からのぞく阪神間」では、阪神間の地元ネタ満載の本、阪神間発の本を、地元各施設からご紹介いただきます。
「!」と感じる本、心に残る本、一生付き合いたいと思う本・・・そんな宝物のような本に出会えますように!
『松葉杖の唄が聞こえる』<br>島伊都子・著(文芸社 1,575円)
『松葉杖の唄が聞こえる』
島伊都子・著(文芸社 1,575円)
果てしなく目の前に広がる青い海・・・
 
ふるさと奄美大島の美しい海と白い砂、浜辺のハイビスカスの赤い花が絵のように脳裏によみがえってきます。そこにはいつも、半世紀以上ともに歩んできた松葉杖の姿が描かれています。
 
3歳の時にポリオ(小児麻痺)が原因で、手足に後遺症が残った著者は、人々の心ない暴言や奇異の眼差しなど幼い頃からの重荷に耐えながら荒れすさんだ青春時代を送った・・・。
 
その後、紆余曲折の人生を過ごしながらも、人生の伴侶となる夫と出会い、家庭を築き、二人の息子も授かる・・・。

 
ひとりでも多くの方に生きる勇気を与えられればと願って綴られた、山あり谷あり人生を力強く送ってきた女性(西宮市在住)の波乱万丈半生記。 

著者、島伊都子氏が生まれ育った奄美大島(龍郷)を簡単にご紹介。
 
沖縄と鹿児島のほぼ中間である洋上に浮かぶ奄美大島の北部に位置し,東シナ海と雄大な太平洋に囲まれた町。 奄美といえば”海”,本町には白い砂浜,どこまでも続くエメラルドグリーンの海と珊瑚礁,カラフルな熱帯魚や夕日,星空などに加え,奄美の貴重な動植物にふれあえる「奄美自然観察の森」をはじめとして,大自然が豊富で,年間を通して多くの観光客が訪れます。 また,伝統産業の大島紬は,全国的に有名で,町には伝統の紬柄である「龍郷柄・秋名バラ」があり,平家伝説や明治の偉人西郷南州謫居跡など,奄美独特の伝統文化が息づく歴史とロマンの町です。
 
(参考)奄美大島・龍郷町公式ホームページ