今、まさに女性の活躍促進が求められる時代に、対義語に気づかない総長さんの「ご子息」や「そのうち半分以上は女性・・・・・・」発言は、男女共同参画を推進すべき高等教育機関のトップの発言としては、後ろ向きといわざるを得ません。
女性が活躍できる社会をめざして重要なのは、「クォーター制」等ポジティブアクションの推進といった制度・環境の整備とともに、男女の意識改革ではないでしょうか？
東京六大学で初めて女性の総長に就任された法政大学の田中優子さんは、「長になることは視野が広がり見えるものが違ってくる」と言われ、女性が責任をもつ立場を引き受け一歩踏み出す勇気をもつことと、周囲の支援・意識改革の大切さを言われています。
女性の活躍促進が大きな話題となっている昨今、女性・児童センターでは、男女がより良いパートナーシップを築き、今、そしてこれからの時代をいかに生きていくべきかを、私たちが抱える身近な課題と結び付けて考える機会を、提供していきたいと考えています。