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男と女の「おかしな!?」ハナシ

お正月は気が重い

あなたの身の回りにも時々起こる、
「これってどうなの?」
「おかしくない?」という話。
このコーナーでは、毎回、
「男と女のちょっとおかしな!?ハナシ」を、つぶやいてもらいます。

お正月は気が重い

今回のつぶやき主は、主婦のフユコさん。
年末には毎年、遠く離れた田舎にある夫のハルオさんの実家へ
帰省することにしていますが・・・。
ハルオ「ただいま~! 高速道路の途中ですごい渋滞に巻き込まれて、ホンマ、くたびれたわぁ」

フユコ「お義父さん、お義母さん、お久しぶりです。
私も半分くらい運転したんですけど、途中でお尻が痛くなっちゃいました(笑)」

トラ太郎「ほぉか。そりゃぁ二人とも大変だったな~。まぁ、まずは風呂に入れ」

ハルオ「うん、そうだな。じゃ俺、入らせてもらおうかな」

タマ「そうしんさい。さっきお父さんが入ったばっかりじゃけぇ、まだお湯は冷めとらんはずよ。
あ、フユコさん、ちょっとこれ手伝ってくれるかいねぇ? 
きんとんを作っとこうかと思って、サツマイモを茹でとるところなんよ」

フユコ「あ、はい・・・。じゃあエプロン取ってきますね」

タマ「頼むね。今晩のおかずは刺身があるから、あれとお煮しめを出したら大丈夫じゃけぇ。
あと忘れとるものは無かったかねぇ~。
あぁ、やることがいっぱいで忙しいねぇ」
ハルオ「父ちゃ~ん、風呂あがったよ」

トラ太郎「おお! 待っとったぞ! さっ、ビール、ビール!」

タマ「きんとん、きれいに出来たねぇ!
フユコさん、あっちの部屋に置いとる重箱を取ってきてくれんかいねぇ」

ハルオ「お~い、フユコ~、ちょっとそこのグラス取ってくれる?」

フユコ(・・・心の中で「グラスくらい自分で取ってよ!」とつぶやきながら)
「はいはい。ちょっと待って下さいね~」
◆フユコのつぶやき・・・
あ~あ、疲れているのは私も同じじゃない!
ハルオったら、普段は家事を一緒にやってくれるのに、
実家に帰ると、とたんに「息子」に戻って何にもしなくなっちゃうんだから・・・。
お義父さんもお義母さんも嫌いじゃないけど、毎年この状況はイライラするなぁ。
     
◆タマのつぶやき・・・
黒豆は炊いたから、あとはフユコさんと一緒に昆布巻きと田作りを作って・・・、
そうそう!紅白なますも作らんといけんねぇ。

◆トラ太郎のつぶやき・・・
久々にハルオと飲むビールは格別じゃ。
母ちゃんの手料理も美味いし。ええ気分じゃのぉ。

◆ハルオのつぶやき・・・
やっぱり実家でのんびりする正月はええなぁ~。
父ちゃんも母ちゃんも元気そうじゃし。
それにしても、さっきから何でフユコは、不機嫌そうな顔をしとるんじゃろう?
【ミニ知識】 
~女性とお正月~
 
お正月と言えば「おせち料理」。
最近ではデパートや通販での購入が人気ですね。
「お重に詰める」という現在の形が一般的に定着したのは、明治以降~第二次世界大戦後とも言われ、そのお料理の一つひとつに五穀豊穣、子孫繁栄、無病息災などの願いが込められています。
「おせち料理」には日持ちする食材・料理が多いのですが、これは主に2つの理由があるようです。

(1)正月に火を使う煮炊きをできるだけ避けるべきという物忌みの意。
(2)日頃何かと忙しい女性を、お正月の三が日くらいは家事から解放するためという説。

また一般に、旧暦の正月である15日は「小正月」と呼ばれますが、
この日は別名「女正月(おんなしょうがつ・めしょうがつ)」とも言われます。
この日は、年末から松の内にかけて何かと忙しかった女性が骨休めをする日とされ、
女性たちだけが集まって「男子禁制の酒宴」を開く地域や、女性をねぎらうために「この日前夜の夕食は男性が作る」という驚きの(!)風習が残る地域もあるそうです。
俳句の季語にもある「女正月」。
今ではほとんど死語になっている言葉と思いきや、旅行社などでは「女正月」と称するプランもいくつか紹介されていますヨ。

横からちょっと言わせて

伊丹市役所で2度育児休暇を取得した<br>男性・大野浩史さん
伊丹市役所で2度育児休暇を取得した
男性・大野浩史さん
「これからの時期、夫の両親や家族など親戚付き合いでのストレスがたまり『帰省 うつ』になる女性も多いかも知れません。
相手をほめたりかわしたり、上手にコミュニケーションをとりながら、子どもにもらったお年玉を、手数料代わりに巻き上げちゃいましょう(なんてね)。
原稿担当 : 男と女の「おかしな!?」ハナシ 実行委員会
イラスト : 林やよいさん

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