街の小ネタ byチャリンコ営業マン
お寺からの電話
「ほんせんじ と申しますが・・・」と問い合わせの電話が編集部に。
んっ、ほんせんじ、お寺か?
「JR伊丹駅のアリオの近くにある本泉寺と言います」
「今回、夏祭りをやりますので、いたみんさんに協力してもらえるのではないかと聞きまして・・」
そういえば、アリオの関西スーパーの向かい側にお寺があったような気もするが、
ず~っと塀ばかり続いていて、中を見たことがないような。
ということで、皆さんが夏祭りの打ち合わせをされる前の時間にということで
内藤住職の奥様といたみんのことを紹介いただいた張本人で檀家の橋本工務店さんの奥様と
お会いしたのでした。
いざ、本泉寺へ
堂々たる本堂
関西スーパーの方の塀にどこか入口があるのかとチャリンコで塀沿いを走っていきますが、どこにも入口がない。
しかし、これは大きなお寺だなぁと思っていると
実は入口は南側でした!
門をくぐって中に入ると、やっぱり大きくて立派な境内、しかもきれいです。
ポスター青バージョン
内藤さん・橋本さんの話を聞いたところ
『妙見夏祭り』と言えば、参拝者が願いをこめてたたく 太鼓の「 ドン ツク ドン ドン 」 の音が地元ではおなじみだそうです。
この祭りは、JR伊丹駅前にある日蓮宗本泉寺で、約300年前から続いていて、暑い夏を乗り切り、向こう一年間の「家内安全」などの祈願をする参拝者で毎年にぎわっていました。
そこに昭和53年度より地域の伝統行事の復活・保存・育成を進めようと、JR伊丹駅周辺地区の「有岡愛郷会」が趣向を凝らした模擬店を出し、地域の夏祭りとして親しまれるようになったそうです。
しかし、平成9年度を最後に諸事情により祭りは中止。
この度、本泉寺住職の交代により 永年住民の暮らしの中に息づいてきた伝統行事を眠らせたままにしておくわけにはいかないと、
新住職(内藤経雄住職)の声かけのもと「有岡愛郷会」をはじめとする、周辺7地区の自治会の協力を得て、来たる7月29日(火)の「妙見夏祭り」の復活がかなったということです。
また、今回は河内家菊水丸、他2名の歌手も迎え11年ぶりの復活にふさわしい華やかなイベントにしようという企画になっています。
11年ぶりに寺の倉庫から出された祭りの提灯を持つ内藤経雄住職
「祭りの復活はみんな喜んでいるでしょう。また期待に胸ふくらませています」と当時愛郷会会長の田中幸夫さん
都市景観大賞 「美しいまちなみ優秀賞」受賞!!
「都市景観の日」実行委員会(後援:国土交通省)が実施した平成20年度都市景観大賞「美しいまちなみ賞」において、
本泉寺の白壁に沿った「伊丹酒蔵通り地区」が「美しいまちなみ優秀賞」を受賞しました。
祭り当日は、本泉寺白壁沿いに多数のあんどんを置いてライトアップし、
白壁を照らして「美しいまちなみ優秀賞」の情緒ある夜景が見られます。
「祈願祭」について
「妙見さん」と親しまれている妙見菩薩は、実は「北極星」を神格化したものだそうです。
「北極星」が航海の目印になることから『海上安全の神』として、
また海上貿易で利益を得ていた大商人が帰依したことから『商業の神』、
さらに、妙見という字面から『眼病平癒の神』として民衆の中に幅広く浸透していき、
日蓮宗の寺の境内には妙見堂などがあり、
守護神のひとつとして昔から祀られてきました。
そこで、300年前から暑い夏を乗り越え一年の家内安全を願って寺に参拝者があふれるようになったのが、妙見祭りのはじまりということです。
今回も祈願祭が、本泉寺本堂にて16時より行なわれます。
11年ぶりの祈願祭に参加されてはいかがでしょう。
当日は混雑が予想されるので、事前に予約が随時受け付けられています。
電話: 072-782-1780(本泉寺)
でもって、いたみんは?
お話をお聞きしたからには、喜んでご協力させていただきます。
当日は、いたみんのTシャツを着たスタッフが
夜店で金魚すくいかフランクフルトをやっているはずです。
みなさんも復活の「妙見夏祭り」にぜひ出かけましょう!!
7/29(火)夕方です!
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